新桂沢ダム定礎式 開催
2017年11月19日、北海道三笠市で施工中の新桂沢ダム堤体建設第1期工事の現場で、定礎式が行われました。発注者である国土交通省北海道開発局札幌開発建設部や鹿島JVをはじめとする工事関係者、また、地元の方々が多数出席した式典は、雪がちらつく中行われました。
始めに行われた修祓式では、三笠市・西城市長、国土交通省北海道開発局札幌開発建設部・宮島部長や鹿島田代副社長らが玉串を奉奠し、今後の工事の安全を祈願しました。続いてダム堤体において定礎式が行われ、国土交通省北海道開発局札幌開発建設部・宮島部長の式辞に続き、来賓が祝辞を述べられました。続く定礎の儀では、木遣り歌に合わせて礎石が搬入され、稲津久衆議院議員らによる鎮定の儀、三笠市・西城市長らによる斎鏝の儀、鹿島田代副社長らによる斎槌の儀が行われました。続いて、埋納の儀が行われ、コンクリートバケットからコンクリートが投入され、礎石が埋納されました。その後、岩見沢市・松野市長による万歳三唱が行われ、盛大に定礎を祝いました。
新桂沢ダム堤体建設第1期工事は、石狩川水系幾春別川の上流に位置する1957年完成の桂沢ダムの堤体高さを、11.9m嵩上げする工事です。既存の堤体の下流面にコンクリートを打ち足します。ダム高を1.2倍にすることにより総貯水容量が1.6倍となる効率の良い再開発であり、治水・利水機能の向上が図られます。今後、冬季はコンクリートの打設を休止する期間となりますが、堤頂周辺の工事を進めながら来春の打設再開を目指します。雪深い地域でのダム再開発工事は2020年までの予定です。完成後は「新桂沢ダム」と改称される予定です。
修祓式の様子
礎石搬入の様子
バケットより礎石上にコンクリートが投入された埋納の儀
堤体をバックに工事関係者の記念写真
【工事概要】
- 工事名:
- 新桂沢ダム堤体建設第1期工事
- 工事場所:
- 北海道三笠市桂沢
- 発注者:
- 国土交通省北海道開発局札幌開発建設部
- 工事諸元:
- 堤体基礎掘削約67,000m3、
コンクリート打設工約180,000m3(1期のみ)他 - 工期:
- 2016年8月~2020年3月
(参考)
ダム堤体で幅15mのスライド型枠「全自動化」に成功 (2017年11月29日プレスリリース)