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鹿島の土木技術 Topics

五ケ山ダム 竣工式

2018年3月11日、鹿島JVが福岡・佐賀県境で施工を進めていた五ケ山ダムの竣工式が現地で行われ、発注者の福岡県はじめ来賓・地元・工事関係者らが多数出席しました。式典に先立ち、鹿島JVが主催する神事が挙行され、福岡県・小川知事、鹿島・田代副社長らが玉串を奉奠しました。続いて行われた福岡県主催の竣工式典では、小川知事の式辞、福岡県五ケ山ダム建設事務所・西山所長の事業経過報告、ならびに来賓からの祝辞が述べられました。式典の締めは那珂川町・武末町長の発声で万歳三唱が行われ、会場は盛大な拍手に包まれました。さらに、春めく脊振山(せふりさん)中のダム左岸天端に場所を移した竣工記念行事では、記念碑の除幕、テープカット、くす玉開きと続きました。最後に、多くの参列者がダム天端を通り初めして、県内最大となる五ケ山ダムの完成を祝いました。

五ケ山ダムは、福岡県筑紫郡那珂川町に建設された重力式コンクリートダムで、鹿島JVは2012年6月から堤体建設工事を行ってきました。2016年1月に本体コンクリートの打設を完了、同10月から試験湛水が開始されました。規模は、堤高102.5m、堤頂長556m、堤体積93.5万m3。総貯水容量は4,020万m3で、福岡県内最大の水がめとなります。ダム本体建設工事では、合理化施工法である巡航RCD工法のさらなる高速施工に挑戦し、コンクリート打設期間を3か月短縮。23か月で約93万m3のコンクリート打設を完了させました。また、建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL」の自動振動ローラを初めて適用するなど、ダム施工の合理化に大きく貢献しました。

図版:神事で玉串奉奠を行う田代副社長

神事で玉串奉奠を行う田代副社長

図版:関係者による、くす玉開披の様子

関係者による、くす玉開披の様子

図版:関係者らがダム天端の通り初めを行った(ドローンによる撮影)

関係者らがダム天端の通り初めを行った(ドローンによる撮影)

図版:完成した五ケ山ダムとダム湖の現況(2018年3月撮影)

完成した五ケ山ダムとダム湖の現況(2018年3月撮影)

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