鹿島と技術提携をしているインドネシアのウィジャヤ・カルヤ(WIKA)社の役員、技術者が来日し、2018年8月27日~29日の三日間にわたって、鹿島のダム現場並びに技術研究所他を視察しました。
WIKA社は、インドネシア最大の国営建設会社で、2017年7月に鹿島と技術提携をしました。鹿島はWIKA社がインドネシアに新設する技術研究所に対し、土木分野のノウハウなどで協力する予定です。そこで、今回、25名の技術者がダムプロジェクトの研修を目的として来日しました。
初日、2日目は、九州で施工を進める大分川ダム(大分県)と小石原川ダム(福岡県)を視察した後、2018年3月に竣工した五ケ山ダム(福岡県)に向かいました。WIKA社の技術者たちからは、ダム現場における施工管理や安全管理についての具体的な質問が多数寄せられました。
最終日は、自動化技術をはじめとする様々な開発技術を実大規模で検証することができる実験場、西湘実験フィールド(神奈川県)において、鹿島が開発した建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL®(クワッドアクセル)」のデモンストレーションを見学しました。その後場所を移して行われた質疑応答では、A4CSELの海外展開へ向けての意見交換が活発に行われ、自動化技術に対する関心の高さがうかがえました。最後に鹿島の技術研究所を訪れ、最先端の実験施設を見学し、三日間にわたるダムプロジェクトの研修が終わりました。
鹿島は今後もWIKA社と技術交流を深め、より良い関係を構築していきます。