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ANAとJAXAが始動する新たな宇宙開発・利用を創出する
「AVATAR X Program」に参画

鹿島は、ANAホールディングス株式会社と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)がこのほど始動した新たな宇宙開発・利用を創出する「AVATAR X Program」に参画。9月6日、JAXA相模原キャンパス(神奈川県相模原市)で「AVATAR X Program」始動に関する記者発表会が行われました。

「AVATAR X Program」は、宇宙関連市場の大幅な拡大を見据え、宇宙関連事業への参入を目指す企業・団体がANA及びJAXAと連携し、「AVATAR」を活用した宇宙関連事業の立ち上げを目指すプログラムです。アバターとは、「分身」を意味し、VR(仮想現実)やロボティクス、ハプティクス(触感技術)といった最先端技術を統合し、あたかも自分がそこにいるかのような感覚で作業できる新たな遠隔操作技術です。「AVATAR X Program」では、具体的には、AVATARを活用した宇宙空間における建設事業、宇宙ステーションや宇宙ホテルなどの保守・運用事業、宇宙空間におけるエンターテイメント等の事業化を目指すもので、まずは、コンソーシアムを組織し事業性の検討や事業計画の作成に着手。次のステップとして、宇宙環境を模した実証フィールド(AVATAR X Lab@OITA)を大分県に建設し、技術の実証実験を行う計画です。本プログラムの趣旨に賛同した鹿島を始め、大分県などの自治体、森ビル、ソフトバンク、凸版印刷など29社・団体が参加を表明しています。

図版:「AVATAR X Program」のイメージと長期ビジョン

「AVATAR X Program」のイメージと長期ビジョン

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鹿島は、自動化施工システム「A4CSEL」の月面建設拠点への応用を目指し、2016年からJAXA宇宙探査ハブと共同研究を進めています。これまでの共同研究開発の成果等により、「AVATAR X Program」へ参画することになりました。

9月6日に行われた記者発表会には、ANAホールディングス・片野坂真哉社長、JAXA・山川宏理事長が出席し、記者発表の後には、宇宙環境下で活躍するAVATARのデモンストレーションも行われました。

「AVATAR X Program」は2019年度から地上での実証実験を開始し、2020年代前半に宇宙空間での実証実験開始を目指しています。

図版:会見に出席したANAホールディングス・片野坂社長(左から2番目)、JAXA・山川理事長(右から2番目)、山崎直子宇宙飛行士

会見に出席したANAホールディングス・片野坂社長(左から2番目)、JAXA・山川理事長(右から2番目)、山崎直子宇宙飛行士

図版:会見後に行われたアバター技術のデモンストレーションの様子

会見後に行われたアバター技術のデモンストレーションの様子

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