東京ポートシティ竹芝へ続く歩行者デッキ 一部供用開始
鹿島が東京都港区竹芝で施工を進めていた、「(仮称)竹芝地区開発計画 港歩行者専用道第8号線工事」が2020年6月に完成、9月14日、一部供用が開始されました。
この歩行者専用デッキの工事は、JR浜松町駅と、東急不動産と鹿島が共同で開発した竹芝地区の新たな開発プロジェクト「東京ポートシティ竹芝」の一環として計画されたもので、2016年から工事が開始されました。2020年9月14日、東京ポートシティ竹芝のグランドオープンに合わせ、部分開業したものです。
JR浜松町駅からこの「東京ポートシティ竹芝」へ至る新たなアクセスルートとして計画されたこの歩行者専用デッキは、幅6m、橋長240mの6径間連続鋼床版箱桁ラーメン橋です。ルート途中において、首都高速道路都心環状線を横断するため、高さが15mと通常の歩道橋に比べ2倍程度高くなっています。2018年7月に、首都高都心環状線を通行止めにし、一夜にして首都高をわたる部分の桁一括架設を行いました。
東京ポートシティ竹芝は、総延床面積約20万m2の大規模開発プロジェクトで、40階建てのオフィスタワーと18階建てのレジデンスタワーで構成されています。東京湾岸エリアの新たなランドマークとして注目が集まっています。今回部分開通したのは、浜松町付近の歩道から東京ポートシティ竹芝・オフィスタワーへ至る120mの部分で、バリアフリーの歩行者専用デッキとして、オフィスタワー3階へつながっています。今後JR東日本により浜松町駅が橋上化されると、同駅北口から東京ポートシティ竹芝まで雨にぬれずにアクセスすることができるようになります。