土木の未来体験館「KAJIMA DX LABO」オープン
鹿島JVが秋田県東成瀬村で施工を進めている成瀬ダム堤体打設工事の右岸側サイトに、鹿島が考える土木の未来を体感できる「KAJIMA DX LABO」が2020年10月14日、オープンしました。
オープニングセレモニーには、鹿島から田代常任顧問、高田専務、坂田執行役員ほか関係者ならびに、国土交通省東北地方整備局成瀬ダム工事事務所・村山所長、東成瀬村・佐々木村長のほか、地元の東成瀬村村議会議員の皆さんらが出席の下、盛大に行われました。はじめに、高田専務が開館にあたっての挨拶を述べ、村山所長、佐々木村長からお祝いの言葉がありました。続いて田代常任顧問によるロゴマークの除幕が行われました。高田専務、村山所長、佐々木村長、鹿島自動化施工推進室・三浦室長、成瀬ダム堤体打設JV工事・奈須野所長の5名によるテープカットが行われ、坂田執行役員から開館が宣言されると、大きな拍手が沸き起こり、開館を祝いました。
KAJIMA DX LABO外観
田代常任顧問によるロゴマークの除幕
高田専務ら関係者5名によるテープカットの模様
坂田執行役員による開館宣言の様子
土木の未来体験館「KAJIMA DX LABO」は、鹿島が考える土木の未来や、建設機械の自動運転を核とした次世代建設生産システム「A4CSEL®(クワッドアクセル)」の概要や成瀬ダム工事について、最新のARを通じて体感、学べる施設です。中央に設置された直径3mの成瀬ダムのジオラマARでは、真っ白いジオラマにタブレットをかざすと、完成後の成瀬ダムが映し出され、成瀬ダムの目的や宇宙開発も視野に入れたA4CSELについて学べるコンテンツが入っています。また、パネルにもARが組み込まれ、タブレットをかざすと動画や実物大のダンプトラックがCSGを運ぶ様子等迫力あるAR体験ができます。また展示室から続く展望デッキ「フィールドミュージアム」に出ると、眼下にA4CSELの自動化重機がCSG打設をする様子が望め、ここでも施工中の堤体にタブレットをかざすと完成後の堤体が出現するARが楽しめます。
この土木の未来体験館「KAJIMA DX LABO」では、最新のAR体験を通じて、成瀬ダムから発信する鹿島の最先端ICTと鹿島の考える「土木の未来の姿」を体感することができます。
成瀬ダムの地形ジオラマと壁面のパネル
ジオラマAR
オープニングセレモニー当日のジオラマ見学の様子
展望デッキからは施工中の堤体が見下ろせ、タブレットをかざすと完成後の堤体が現れる
- (参考)
- 土木の未来を体感できる『KAJIMA DX LABO』がオープン(2020年10月15日プレスリリース)
- 特設サイト「土木をコードで書きかえろ。」
- 動画でみる鹿島の土木技術 成瀬ダム堤体打設工事 施工編2020