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「CO2-SUICOM」が第32回地球環境大賞 国土交通大臣賞を受賞

2024年3月1日、フジサンケイグループが主催する「第32回地球環境大賞」の選考結果が発表され、鹿島の「カーボンネガティブコンクリート『CO2-SUICOM®』(シーオーツースイコム)導入拡大によるCO2削減寄与」が国土交通大臣賞を受賞しました。

地球環境大賞は、地球温暖化の防止や持続可能な社会の実現に取り組み、地球環境保全に貢献している企業・団体などを表彰するものです。1992年に「産業の発展と地球環境との共生」を目指して創設され、今回で32回目を迎えます。

CO2-SUICOMは、CO2を材料として固まるコンクリートで、鹿島・中国電力・デンカ・ランデスの4社で開発しました。製造時のCO2排出量が実質ゼロ以下となる世界初のカーボンネガティブコンクリートです。CO2を使ってつくる「活炭素」技術として注目されています。CO2-SUICOMは、舗装用ブロック等の小型の製品に用いられていましたが、近年は埋設型枠として高速道路の橋脚工事に導入するなど、構造物へ適用範囲を広げています。また、2022年にはCO2-SUICOMなどを基幹技術として提案した開発内容が、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に採択されました。鹿島はこのプロジェクトを実施するコンソーシアムCUCO(クーコ)の代表幹事企業として、2030年までの長期にわたり技術開発を進めます。これらの取組みが、CO2削減に大きく寄与しているとして高く評価され、今回の受賞に至ったものです。

授賞式は2024年4月4日、明治記念館(東京都港区)で行われます。

図版:CO2-SUICOM概念図

CO2-SUICOM概念図

図版:CO2削減効果

CO2削減効果

図版:舗装用ブロックへの適用例

舗装用ブロックへの適用例

図版:埋設型枠として高速道路の橋脚工事に導入

埋設型枠として高速道路の橋脚工事に導入

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