阿知和地区工業団地 跨道橋の架設工事が一晩で完了
鹿島JV が施工を担当する「岡崎市阿知和地区工業団地造成事業」(愛知県岡崎市)において、2025年7月12日、高速道路に跨道橋を架設する工事が一晩で実施され、無事に完了しました。
岡崎市が進める「岡崎市阿知和地区工業団地造成事業」は、愛知県の中央部、岡崎市の北西に位置する約63haの敷地に、新しい工業団地を整備する事業です。本事業の一部である跨道橋の架替工事は、阿知和地区工業団地に直結する(仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジを構築するために、東名高速道路を跨ぐ2つの橋を撤去し、新たに1つの橋を架設するものです。2つの橋の撤去工事は、2024年9月に2夜連続で行われ、既に完了しています。
跨道橋の架設は、東名高速道路の岡崎IC~豊田JCT間を夜8時から翌朝6時まで、全線通行止めにして行われました。新設する跨道橋は、橋長43.5m、幅員約10m、重量約80tの鋼単純少数主桁橋で、スマートインターチェンジ敷地内の組立ヤードで組み立てられました。架設当日は、連結させた2台の多軸式特殊台車を用いて、組立ヤードから架設位置まで、橋桁を運搬して据付。夜間の限られた作業時間の中、綿密な施工計画と入念な準備により、架設工事は計画通りに無事完了しました。
スマートインターチェンジと直結する阿知和地区工業団地と周辺道路の整備により、地域経済の一層の発展が期待されています。工業団地造成の完了は、2027年3月末の予定です。
80tにもおよぶ橋桁を多軸式特殊台車を用いて運搬
東名高速道路の上空に架設中の跨道橋
架設前の様子
一夜にして架設された跨道橋