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A4CSELが国土技術開発賞二〇周年記念大賞を受賞

鹿島が開発した、建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL®(クワッドアクセル)」が国土技術開発賞二〇周年記念大賞を受賞し、2018年7月31日、東京国際フォーラムにおいて表彰式が行われました。表彰式では、審査委員長を務めた中村英夫東京都市大学名誉総長から高田専務に表彰状と盾が授与されました。

国土技術開発賞は、一般財団法人国土技術研究センターと沿岸技術研究センターが主催する建設産業に係わる優れた新技術を表彰するもので、技術開発者に対する研究開発意欲の高揚と建設技術水準の更なる向上を目的として1999年に創設されました。創設20周年の節目を迎える今回は「国土技術開発賞ニ〇周年記念賞」が設けられ、過去19年間に表彰された技術の中から、特に優れ今後の建設技術開発分野の模範になるものが対象となり、ニ〇周年記念大賞に8件、ニ〇周年記念創意開発技術大賞に8件が選ばれました。

第19回国土技術開発賞最優秀賞を受賞した「A4CSEL」は、汎用の建設機械に計測機器や制御用PC等を搭載することで機械の自動・自律運転を実現したものです。従来のリモコン等による遠隔操作とは異なり、1人のオペレータがタブレット端末を用いて作業指示を出すことにより、複数の建設機械が自律的に作業を行うシステムです。2015年に五ケ山ダム建設工事(福岡県)、2017年に大分川ダム建設工事(大分県)において適用し、順次適用機種を増やしてきました。

最優秀賞受賞後には、「A4CSEL」をはじめとする様々な自動化技術の実証・検証を行うための実験フィールド「鹿島 西湘実験フィールド」を開設し、システムの改良促進に努めました。また、2018年秋には、小石原川ダム建設工事(福岡県)において、本システムを本格導入する予定となっており、受賞後も積極的に技術の改良に取り組み、実工事で適用するなど、社会的意義・今後の発展性等が高く評価され今回の受賞となりました。

図版:記念撮影の模様(左:高田専務)

記念撮影の模様(左:高田専務)

図版:A4CSELによる自動ダンプ、自動ブルドーザ、自動振動ローラの連動作業(鹿島 西湘実験フィールドにて)

A4CSELによる自動ダンプ、自動ブルドーザ、自動振動ローラの連動作業(鹿島 西湘実験フィールドにて)

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