ホーム > 技術とサービス > 土木技術 > Topics > 小石原川ダムでA4CSEL®によるコア材盛立を本格的に実施 社外見学会開催

鹿島の土木技術 Topics

小石原川ダムでA4CSEL®によるコア材盛立を本格的に実施
社外見学会開催

鹿島JVが福岡県朝倉市で施工を進めている小石原川ダム本体建設工事の現場において、「A4CSEL(クワッドアクセル)」の自動化重機7台によるコア材の本格盛立が行われ、2018年11月30日に見学会が開催されました。

「A4CSEL」は鹿島が開発を進めている建設重機の自動化による次世代の建設生産システムで、2018年11月、ロックフィルダムである小石原川ダムのコア材の一層分(約1,300m3)の本格的な盛立を行いました。見学会には発注者である独立行政法人水資源機構の関係者や、国土交通省、福岡県などの行政機関、地方自治体関係者を始め、共同研究を行っている宇宙航空研究開発機構(JAXA)、コマツ等の研究機関や民間企業、また、マスコミ関係者ら約100名が参加し、A4CSELへの関心の高さがうかがえました。

見学会では、主催者として小石原川ダム本体建設JV工事事務所・山脇所長からの挨拶に続き、発注者である水資源機構朝倉総合事業所・染谷所長からの挨拶、鹿島自動化施工推進室・三浦室長によるA4CSELの概要説明が行われたあと、2グループに分かれて堤体の見学に向かいました。左岸天端の展望台と堤体上にこの日特別に設けた見学場から、無人の自動ダンプトラック3台、自動ブルドーザ2台、自動振動ローラ2台が連携して盛立を行う様子を見学者は熱心に見学しました。

見学を終えたあとは、出席者との意見交換並びに質疑応答が行われ、施工の安全性や効率性、また、今後の技術開発の展望など多岐にわたる質問が寄せられ、見学会は盛会のうちに終了しました。

この小石原川ダムでのコア材盛立の成功をもとに、鹿島では2018年9月に着工した成瀬ダム(秋田県雄勝郡東成瀬村)において、自動化重機を20~30台規模で導入し、台形CSGダムの堤体打設をA4CSELで全面的に行う予定です。

図版:左岸天端展望台からの見学の様子

左岸天端展望台からの見学の様子

図版:展望台から見る自動ダンプトラック、自動ブルドーザ、自動振動ローラの連携作業の様子

展望台から見る自動ダンプトラック、自動ブルドーザ、自動振動ローラの連携作業の様子

図版:無人の自動化重機の作業を間近で見学

無人の自動化重機の作業を間近で見学

図版:活発な質疑応答、意見交換が行われた

活発な質疑応答、意見交換が行われた

改ページ

ホーム > 技術とサービス > 土木技術 > Topics > 小石原川ダムでA4CSEL®によるコア材盛立を本格的に実施 社外見学会開催

ページの先頭へ