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鶴田ダム再開発事業 完成式典

鹿島JVが鹿児島県薩摩郡さつま町で施工を進めていた鶴田ダム再開発事業において、2019年1月27日、完成式典が開催されました。

式典には工藤国土交通大臣政務官、国土交通省九州地方整備局・伊勢田局長、来賓として小里衆議院議員、足立参議院議員、鹿児島県・三反園知事らが出席、鹿島からは田代副社長はじめ、工事関係者が多数出席しました。完成式典では、主催者挨拶として、工藤国土交通大臣政務官が挨拶を述べ、来賓からの挨拶に続き、川内川河川事務所・安部所長から事業概要の説明がありました。続いて記念放流が行われ、関係者が近隣の園児とともにダムゲートの操作ボタンを押すと放流管から勢いよく水が流れ、会場からは大きな拍手が沸き起こり、鶴田ダム再開発事業の完成を祝いました。

鶴田ダム再開発事業は、2006年の川内川の大水害を契機に、既設の鶴田ダムの洪水調節機能を増強する再開発事業が2007年度から行われてきました。既設の堤体に孔をあけて新たな放流管を3本設置し洪水時の放流能力を増強するとともに、発電用取水管2本を移設する工事で、全国的に広がりを見せるダム再生事業の先駆けといえる大規模なダムリニューアル工事です。

ダム堤体に5か所の孔を削孔するダム再開発工事は国内初であり、最大水深65mという厳しい施工条件下での作業も国内最大規模となりました。鹿島では、ダムを運用しながら堤体に孔をあける際に必要となる仮締切工として「浮体式仮締切工法」を開発、初めて実用化するなど最新技術を導入し、工事の無事完成に貢献しました。

鶴田ダム再開発事業は2007年度の事業着手から11年余りに及ぶ工事を終え、無事に完成しました。鶴田ダムは地域の洪水に対する安全性の向上とともに、今後は、地域活性化の拠点としても期待が寄せられています。

図版:関係者らと園児による放流スイッチ押下の様子

関係者らと園児による放流スイッチ押下の様子

図版:川内川河川事務所・安部所長から施工者を代表して田代副社長へ感謝状が贈られた

川内川河川事務所・安部所長から施工者を代表して田代副社長へ感謝状が贈られた

図版:工事関係者らの記念撮影の様子

工事関係者らの記念撮影の様子

図版:完成した鶴田ダム 既設と新設放流管の中央から放流の様子

完成した鶴田ダム 既設と新設放流管の中央から放流の様子

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