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土壌汚染、埋設廃棄物等対策

地盤中の廃棄物の状況に合わせて的確に対応

事業活動に利用されている土地の中には、過去に廃棄物が埋設され、建設工事時に埋設廃棄物に遭遇するケースがあります。そのような場合、下記のような条件を総合的に勘案し、適正に処理・処分を行うことが重要です。状況に合わせて的確に対応できるかが、処理コストや対応期間等を大きく左右します。

図版:地盤中の廃棄物の状況に合わせて的確に対応

埋設廃棄物対策は、関係法令の整理や各種技術メニューへの対応、関係行政や周辺住民への対応等、幅広く適切な対応が求められます。鹿島は、建設工事中に遭遇する埋設廃棄物の処理対策をはじめ、阪神・淡路大震災、東日本大震災等で生じた大規模な災害廃棄物の処理(災害廃棄物処理)、既設処分場の再生処理(最終処分場の再生・閉鎖・跡地利用 )・不適正処分場への対応の経験により、掘削・選別技術、種類に合わせた処分先の確保など廃棄物の調査から対策まで全てのフェーズにわたる技術・ノウハウを蓄積しています。そのため、お客様の状況とニーズに合わせた技術とサービスを提供することができます。
埋設廃棄物の調査~対策に関しては、下記のような対応フローを基に、立地条件、工程等を勘案し、最適な手法をご提供します。

対応フロー図(例)

図版:対応フロー図

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埋設廃棄物の調査~対策に必要なポイント

埋設廃棄物対策の計画・実施にあたっては、まず、埋設廃棄物の量・種類・埋設範囲などの情報を正確に把握することが重要です。そこで把握された情報に基づいて、「土壌汚染対策法」、「水質汚濁防止法」等関係する多くの法令を踏まえて、適切に対応する必要があります。
また、廃棄物の内容に応じて、搬出先を選定し、搬出先の受入基準に応じた分別・分析手法を計画します。必要に応じて現地で前処理をするなどの工夫により、工程・コストを最適化することも大事なポイントです。
その他、「臭気対策」、「大気汚染防止対策」「排水処理対策」等も現地状況を勘案して適切に検討、実施していきます。
また、関係行政等との協議も考慮しながら、スケジュールを管理していく必要があります。鹿島はこれらのポイントを踏まえて、着実なプロジェクトの推進をお手伝いいたします。

図版:臭気対策

臭気対策

図版:埋設廃棄物の掘削状況

埋設廃棄物の掘削状況

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廃棄物の分別

廃棄物の分別方法は、コスト、工程に大きく影響します。処理対象となる廃棄物の特性を事前調査によって把握し、搬出先の受入基準に応じて、効果的な分別方法を選択することが重要です。
鹿島はこれまで培った豊富な経験から、最適な分別方法を選定し、再資源化や処理量の低減を図ることで、コストを抑えつつ、効率的な処理方法を提供します。

分別フロー例1:造成工事時に埋設廃棄物に遭遇した場合

造成工事中に、敷地内で埋設廃棄物が発見され、土砂と廃棄物に分別し、処理しました。

図版:分別フロー例1:造成工事時に埋設廃棄物に遭遇した場合

分別フロー例2:地下水位が高い土地での建設工事時に埋設廃棄物に遭遇した場合

河川に近く、地下水位が高い土地において、含水率の高い埋設廃棄物を撤去しました。

図版:分別フロー例2:地下水位が高い土地での建設工事時に埋設廃棄物に遭遇した場合

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高含水土壌からの廃棄物選別補助材「泥DRY(デイドライ)®

地下水位が高い土地では、掘削前の埋設廃棄物は地下水に浸っており、埋設廃棄物や周辺の土壌が水を多く含み、泥状である場合が多くあります。そういった場合は一般的な廃棄物を分別する場合と比べて、重機や手作業により土壌から埋設廃棄物を分別する作業の効率が著しく低下してしまいます。
そこで鹿島は、水分を多く含む埋設廃棄物や土壌を改質する選別補助材「泥DRY®」を開発しました。水分を多く含む土壌と埋設廃棄物に泥DRY®を添加して混合することにより、取り扱いやすい性状に改質することができ、廃棄物の分別効率、さらには運搬効率も高めることができます。

図版:高含水土壌からの廃棄物選別補助材剤「泥DRY(デイドライ)®」

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