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土壌汚染、埋設廃棄物等対策

あらゆる汚染の調査に対応し、
確実かつ経済的な対策を多角的に検討します

土壌汚染調査は、対象地の汚染の可能性がある有害物質を、使用薬品リストや公害防止関連の行政届出書類、排水経路図などの資料から洗い出し、現地で採取した土壌や地下水試料の分析結果をもとに、対象地の汚染の有無、拡がりを把握するものです。鹿島は、長年にわたり土壌汚染調査に携わり、あらゆる有害物質、埋設廃棄物による汚染の調査を経験しており、対策を見据えた確実な提案をいたします。
対策の検討では、土壌汚染調査により得られた結果から、数値シミュレーションや対策技術の適用性を確認する事前確認試験など多角的に検討を行います。

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土壌調査の流れ

土壌汚染調査は、土壌汚染状況調査、詳細調査の2段階で行います。

図版:土壌調査の流れ

土壌汚染状況調査は、土地の汚染の可能性を把握するために資料等から対象地で使用している有害物質の種類や場所などの情報から、汚染の存在する可能性を評価する地歴調査と、表層における汚染の有無及び汚染の拡がりを平面的に把握する表層土壌調査からなります。
詳細調査では、表層土壌調査で汚染が確認された地点でボーリング調査を行い、深度方向の汚染の拡がりを把握します。

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土壌汚染状況調査

(1)地歴調査

  1. 資料・記録の調査、現地踏査、関係者へのヒアリング等により土地利用状況や有害物質使用等の履歴を把握します。
  2. 上記に基づき、その土地の土壌汚染の可能性を評価します。
  3. 土壌汚染の可能性を勘案し、表層土壌調査等の計画を立案します。

図版:地歴調査のポイント

図版:地図による履歴把握

地図による履歴把握

図版:航空写真による⼟地利⽤履歴の把握

航空写真による土地利用履歴の把握

(2)表層土壌調査

表層において土壌汚染が生じた可能性がある箇所(地表面、旧地盤面等)で土壌試料を採取・分析し、土壌汚染の有無及び平面的な汚染の拡がりを評価します。

図版:土壌試料採取

土壌試料採取

図版:土壌ガス採取

土壌ガス採取

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詳細調査

平面的に把握した汚染範囲に対し、ボーリング調査により深度方向の土壌採取・分析を行い、土壌汚染範囲を3次元的に把握します。

図版:ボーリングマシン

ボーリングマシン
この機械を用いて、
地盤を円柱状にくり抜き、
現地の土をサンプリングします。

図版:ボーリングの概略図

ボーリングの概略図

対策の検討

対策の検討では、今まで建設工事で培った解析技術を用いた対策後の効果の予測や、事前に現地の土壌で対策の効果を確認する試験などを行い、合理的かつ効果的な対策をご提案いたします。

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解析・評価

鹿島は地下構造物や地盤改良などの多数の工事実績から、高度解析技術を活用して地下水の流れや有害物質等の挙動を高精度に予測・評価することが可能です。

揚水による浄化効果の予測

汚染源に対して、揚水井戸の最適配置をご提案します。下図のように、汚染源と推定される2カ所と地下水の下流側1カ所で揚水する条件で解析を行い、5年経過後には高濃度汚染範囲が縮小することを予測し、費用対効果を検証します。

図版:揚⽔による浄化効果の予測

解析・評価

条件に合った効果的な対策を選定するために、現地の土壌を用いて事前確認試験を行います。

分級洗浄法の場合

室内試験により現地土壌の粒径分布や粒径ごとの汚染濃度を把握し、室内試験やパイロット試験によって分級洗浄プラントの適切な仕様と運転条件等を設計します。

図版:粒径加積曲線(粒径分布を表す曲線

粒径加積曲線(粒径分布を表す曲線)

図版:土粒子の粒径ごとの汚染濃度

土粒子の粒径ごとの汚染濃度

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