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アスファルト表面遮水壁型ダム

フィルダムの遮水構造を、アスファルトによる表面遮水型とすることで
堤体材料の合理化と堤体のスリム化を達成

アスファルト表面遮水壁型ダム(Asphalt facing dam)は、遮水構造を土質材料であるコア材によらず、表面をアスファルトで覆い遮水することにより上下流面勾配を立てることができ、堤体積を縮減することが可能です。

またアスファルトはダム本体の盛土や基礎地盤との追従性が高いこと、機械化施工が可能であり施工速度が速いこと、稜線や曲面の施工が可能であること、メンテナンスが容易であることから、大規模な調整池や揚水式発電の調整池に本ダム形式が適用されています。

小丸川発電所上部調整池建設工事:平成21年度ダム工学会賞 技術賞

図版:アスファルトフェーシングの施工状況(小丸川発電所上部調整池)

アスファルトフェーシングの施工状況
(小丸川発電所上部調整池)

キーワード
アスファルト表面遮水壁型ダム、アスファルトフェーシング、ICT施工、揚水式発電

特長・メリットココがポイント

ITを駆使した施工

  • 大規模土工であるとともに曲面形状をなす貯水池形状に対応するため、3D-DAMCADを中心としてダンプトラックナビシステム、締固め管理システム、バックホウ及びブルドーザ3D施工支援システム、3D-NAVIシステムなど、最新のIT施工を行い、徹底した施工の合理化、効率化による工期の短縮、施工精度の確保、コストの縮減を図っています。

図版:ブルドーザ3D施工システムによる施工

ブルドーザ3D施工システムによる施工

工程短縮を達成する施工の合理化

  • 京極発電所上部調整池では従来の施工方法にとらわれずに、アスファルト表面遮水壁の基盤に常温で混合可能な水工フォームドアスファルト混合物を採用、遮水層の厚層化、監査廊のプレキャスト化など、施工可能時期が制限される環境においても、工程短縮の取組みを続けています。

図版:アスファルトフェーシングの施工状況(京極発電所上部調整池)

アスファルトフェーシングの施工状況(京極発電所上部調整池)

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適用実績

図版:京極発電所上部調整池

京極発電所上部調整池

場所:北海道虻田郡

発注者:北海道電力

規模:堤高22.6m 堤頂長1,140.9m 
堤体積154万m3 総貯水容量440万m3

図版:小丸川発電所上部調整池(かなすみダム、大瀬内ダム)

小丸川発電所上部調整池
(かなすみダム、大瀬内ダム)

場所:宮崎県児湯郡

竣工年:2007年7月

発注者:九州電力

総貯水容量:620万m3

かなすみダム 
規模:堤高42.5m 堤頂長140m 堤体積39万m3

大瀬内ダム 
規模:堤高65.5m 堤頂長166m 堤体積86万m3

図版:万場調整池

万場調整池

場所:愛知県豊橋市

竣工年:1993年

発注者:農林水産省東海農政局

規模:堤高28.6m 堤頂長370m 
堤体積82.5万m3 総貯水容量539万m3

図版:沼原調整池

沼原調整池

場所:栃木県那須塩原市

竣工年:1973年6月

発注者:電源開発

規模:堤高38m 堤頂長1,597m 
堤体積126万m3 総貯水容量434万m3

学会論文発表実績

  • 「フィルダム工事における情報化施工システムの開発」,ダム工学,13巻3号,2003年
  • 「大規模アスファルトフェーシングダム工事への情報化施工(IT施工)の適用(その2)」,土木学会第58回年次講演会,2003年
  • 「複雑な形状を呈する堤体基礎地盤掘削への情報化施工システムの採用 ~京極発電所上部調整池工事~」,地盤工学会技術報告集第48号,2008年

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