振動ローラによる締固め管理システム
全地球衛星測位システム(GNSS)を利用した振動ローラ締固め管理システム
本システムは、RTK-GNSS測位法を利用した締固め機械の転圧回数管理システムです。
振動ローラの位置と各部の実転圧回数を段階的に色分けして、キャビン内のパソコンにリアルタイムで表示することで、締固め回数の過不足とその位置をオペレータが現場で把握することができます。また複数台の振動ローラを使用し施工している場合、お互いに他機が実施した転圧情報を共有することが可能で、複数の振動ローラで大量の施工を行う場合でも過不足のない転圧回数を維持継続することができます。
RTK-GNSS:測りたい移動局(未知点)の他に位置が分かっている固定局(既知点)を必要とする相対測位方式で、位置情報と誤差情報をリアルタイムに算定し移動局の測位を行う。

システムイメージ図
大分川ダム:令和元年度土木学会賞 技術賞(Ⅰグループ)
小石原川ダム:令和2年度土木学会賞 技術開発賞(遮水性盛土の総合的な品質管理法の開発)
- キーワード
- GNSS測量、RTK-GNSS、振動ローラ、締固め管理システム、転圧回数、品質向上
本システムの特長と主要構成機器
転圧管理
- 常時、現場で転圧回数の過不足を確認できます。
- 転圧データの共有化を図れます。
- 複数台の振動ローラ複数による同時施工においても、過不足のない転圧回数を維持継続できます。

システム構成図

システム主要構成機器
本システムの機能
転圧回数管理
締固め回数を色で区別し、リアルタイムにモニタ表示することができます。

転圧回数管理画面/3D-CADによる転圧管理帳票
転圧データの共有化
複数台の振動ローラを使用する場合、他機の実施した転圧情報をリアルタイムに共有することが可能で、全施工エリアに対して過不足のない転圧回数を維持継続することができます。

システム構成図
適用実績

小石原川ダム本体建設工事
場所:福岡県朝倉市・東峰村
竣工年:2021年3月
発注者:水資源機構
規模:中央コア型ロックフィルダム
堤高139m 堤頂長558m 堤体積870万m3

大分川ダム建設(一期・二期)工事
場所:大分県大分市
竣工年:2019年11月
発注者:国土交通省九州地方整備局
規模:中央コア型ロックフィルダム
堤高91.6m 堤頂長400m 堤体積387万m3

五ケ山ダム堤体建設工事
場所:福岡県那珂川市
竣工年:2018年3月
発注者:福岡県
規模:重力式コンクリートダム
堤高102.5m 堤頂長556m 堤体積93.5万m3

新東名高速道路牧平
場所:愛知県岡崎市
発注者:中日本高速道路
規模:掘削153万m3 盛土80万m3

胆沢ダム
場所:岩手県奥州市
竣工年:2013年11月
発注者:国土交通省東北地方整備局
規模:堤体積1,350万m3

湯西川ダム
場所:栃木県日光市
竣工年:2012年9月
発注者:国土交通省関東地方整備局
規模:堤体積103.2万m3

殿ダム
場所:鳥取県鳥取市
竣工年:2012年1月
発注者:国土交通省中国地方整備局
規模:堤体積211万m3