KAJIMA ASIA PACIFIC HOLDINGS(KAP:東南アジア地域)

  • Singapore University of Technology and Design, East Coast Campus

  • KAJIMA OVERSEAS
    ASIA(KOA:東南アジア地域 
    建築事業統括会社)
  • KAJIMA DEVELOPMENT PTE. LTD.(KD:東南アジア地域 
    開発事業統括会社)

目指すは、総合力の発揮で
高付加価値を提供する
エクセレント・カンパニーです。

写真:KOA取締役社長 杉本 弘治

KOA取締役社長

杉本 弘治 Koji Sugimoto

イラク・マレーシア・イギリス・インドネシア・シンガポールでの勤務を経て、2015年より現職。

カジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)の変遷を教えてください。

鹿島は1964年、インドネシアの高層ビル「ウィスマ・ヌサンタラ」を皮切りに、広くアジアで建設サービスを提供してきました。その後、1988年にシンガポールに設立したKOAを地域統括とし、東南アジアを中心に建築・開発事業を展開。2019年には、組織再編によりカジマ・アジア・パシフィック・ホールディングス(KAP)を地域統括ホールディングとし、その傘下に建築事業統括会社KOAおよび開発事業統括会社カジマ・デベロップメント(KD)を独立させました。鹿島の建築事業は東南アジアの成長と共に、50年以上の歴史を積み重ねています。

図版:Resorts World Sentosa(シンガポール)

Resorts World Sentosa(シンガポール)

現在のKOAは、どのように事業を進めていますか?

東南アジア8カ国の建築事業を統括するKOAは、経済規模・宗教・言語・文化が異なる各国のニーズに見合った事業を推進できるようグループ戦略を策定し、それに沿った技術サポート、経営資源の配分、顧客との関係構築、リスク管理などを行っています。傘下の8カ国の現地法人では、オフィス・商業・生産施設・病院・集合住宅など各国のニーズに合わせ多種多様なプロジェクトを手掛けています。また、拠点を置くシンガポールには、鹿島の開発・土木・インテリア部門に加えて技術研究所シンガポールオフィス、エンジニアリング事業本部も集結し、鹿島の総合力を発揮しています。

図版:Ford Manufacturing Plant(タイ)

Ford Manufacturing Plant(タイ)

総合力の成功例を挙げてください。

例えば、技術研究所の省エネアイデアを提案したシンガポール大学環境学部の校舎、エンジニアリング本部と協働したマレーシアの医療機器工場、開発部門との連携はシンガポールの集合住宅開発およびミャンマーのヤンキン地区複合開発などがあります。私は、専門的な部門を集結させて生まれる鹿島の「総合力」こそ、他社にはない競争力の源泉だと認識しています。これからも総合力を向上させ、高付加価値を提供していくエクセレント・カンパニーを目指します。

図版:日本ライフライン マレーシア工場(JLL Malaysia Sdn. Bhd.)

日本ライフライン マレーシア工場(JLL Malaysia Sdn. Bhd.)

リーダーとしての心構えを聞かせてください。

日本から新しい社員が赴任するとき、必ず「現地の発展に貢献する気持ちを失ってはいけない」と言います。私たち自身が、それぞれの国で働かせていただいている、という謙虚さが大切です。日本で生まれた手法や技術の継承も必要ですが、現地の人々を敬い尊重する気持ちがないと、受け入れられません。ひとつの建物には数千人が関わりますが、ゴールに向けて全社員のベクトルを合わせると共に、建設中そして完成後に、どれだけ地域社会に貢献できるか、を常に意識してもらうのもリーダーの大事な役目です。

現地パートナーとの信頼関係を
さらに深め、
共に新たな成長を
果たします。

写真:KD取締役社長 大石 修一

KD取締役社長

大石 修一 Shuichi Oishi

アメリカ勤務ののち、1995年にインドネシアで「スナヤン・スクエア」プロジェクトを担当。2015年にカジマ・オーバーシーズ・アジアの副社長/開発担当に就任。2017年より現職。

カジマ・デベロップメント(KD)の変遷を教えてください。

1988年、シンガポールに設立したカジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)において建築・開発事業を展開したのち、2017年の組織再編成で、地域統括ホールディングであるカジマ・アジア・パシフィック・ホールディングス(KAP ※当時のKOA)の傘下に、建築事業統括会社と並び、開発事業統括会社として誕生したのがKDです。
主な開発の実績では、1988年に香港のアライド・プロパティーズ社と共同でオフィス・ホテル・住宅の開発に着手。次いで91年には、シンガポールのポンティアック・ランド社と共同で大規模複合開発「ミレニア・プロジェクト」を手掛けました。中でも、89年に鹿島が主体となりスタートしたインドネシア・ジャカルタ市内の複合商業施設「スナヤン・スクエア」は当時、アジア最大級の開発事業であり、今は安定した収益を得て地域経済の発展に貢献しています。

図版:Senayan Square(インドネシア)

Senayan Square(インドネシア)

「スナヤン・スクエア」開発で印象深い出来事は?

開発は紆余曲折の連続で、1997年にアジア通貨危機とジャカルタ大暴動、2001年以降はテロも多発しました。このような状況下でも開発の中断や撤退をしなかったのは、現地のスーパーリッチ層と呼ばれる顧客層にプロジェクトが支えられていたのが一つの要因かもしれません。「どんな状況下でも、いいものをきちっと作れば必ず売れる」という信念のもとで、苦難を乗り越え品質の高い開発を成功させることができました。
「スナヤン・スクエア」は、2015年のフェアモントホテル開業で開発フェーズが完了しましが、そこで得た公有地開発の豊富なノウハウは、2017年に始動したミャンマー・ヤンゴン市内の「ヤンキン地区複合開発]で大いに活用しています。

現在のKDは、どのように事業を進めていますか?

現在、開発投資を健全に加速するため、現地パートナーとの共同事業、基本的には50/50 JVによる対等なパートナーシップを推進していますが、地理やインフラなど地域の詳しい情報を得る意味でも、パートナーや長年にわたって培った人脈は貴重です。各国の成長スピードに則した事業機会をタイムリーに捉える感覚を持ち、社会貢献をも意識した事業展開によって、各国から望まれ、「最初にお声のかかる」デベロッパーを目指しています。

図版:Indochina Capital社のPeter Ryder社長とIndochina Kajima Development社のメンバー

Indochina Capital社のPeter Ryder社長とIndochina Kajima Development社のメンバー

現地パートナーへの想いを聞かせてください。

これまでの開発事業の歴史で、最大の財産が現地パートナーとの信頼関係です。前述したアライド社・ポンティアック社とは現在も良好な関係を続けるとともに、新たなパートナーづくりにも注力しています。
2016年にはベトナムの不動産開発会社であるインドチャイナ・キャピタル社と合弁でインドチャイナ・カジマ・デベロップメント(IKD)社を設立し、ベトナム各地でビジネスホテル(Wink Hotel)のチェーン展開を手掛けています。続く2017年、シンガポール政府系メディア企業のシンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)社と共同で、ビダダリ地区にある「ウッドレイ住宅・商業複合開発」を落札し、建設に着手しました。
収益に結び付く事業を呼び込めるのは、現地を知り尽くしたパートナーとの強固な信頼関係があってこそ。これからも長期にわたって協力し、共に成長していきます。

図版:ウッドレイ住宅・商業複合開発(シンガポール)

ウッドレイ住宅・商業複合開発(シンガポール)

Business Locations & Service Areas

Company Overview

会社概要

社名
KAJIMA ASIA PACIFIC HOLDINGS
PTE LTD.
本社
シンガポール
80 Marine Parade Road, #19-08 Parkway Parade, Singapore 449269
設立
1988年
株主
鹿島建設100%
従業員数
2,805名 出向社員181名(ホールディング:5名、建築事業:139名、開発事業:34名、
エンジニアリング:3名)(2019年12月時点)
営業拠点
シンガポール、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、ミャンマー、香港

主な対応業務

  • 設計
  • 施工
  • エンジニアリング
  • CMサービス
  • 技術開発
  • 不動産開発・運営

主な対応案件

  • オフィス
  • 学校
  • 病院
  • ホテル
  • 商業
  • 生産施設
  • R & D
  • 公共施設
  • 物流施設
  • 内装
  • データセンター
  • 集合住宅

各国建築事業の特徴

図版:シンガポール

シンガポール

シンガポールでは、まだイギリス自治領だった1960年に製油所を建設して以来、半世紀に渡り同国で施設整備の一翼を担ってきました。現在は、外資・日本企業や政府事業等のオフィス・ホテル・商業施設・病院・学校・生産・物流施設といった多種多様な建物を手掛けています。鹿島は、BCA(Building and Construction Authority:建設庁)のコンストラクション・エクセレンス賞を数多く受賞しており、同国で大きな存在感を示しています。

図版:ベトナム

ベトナム

ベトナムへは1960年より進出しており、2007年にはベトナムの空の玄関口であるタンソンニャット国際空港を手掛けています。
2016年に鹿島ベトナムを設立し、現在はホーチミンシティ・ハノイを中心に設計施工サービスを展開しており、生産・物流施設や商業施設等、多種多様な建物に対応しています。

図版:インドネシア

インドネシア

インドネシアへは1959年より進出し、ダムや発電所、高層ビル等を手掛けることで同国の発展に貢献してきました。また、1989年からスタートした「スナヤン開発プロジェクト」では開発・設計・施工・運営をオール鹿島で行っています。現在はスナヤンで培った経験とシナジーを生かし、日本企業の生産・物流施設を中心に設計施工サービスを提供しています。

図版:マレーシア

マレーシア

マレーシアには1960年代に進出、1989年に現地法人設立以降、現在はクアラルンプールを拠点に主に北部のペナン地区、南部のジョーホールバル地区にて生産・物流施設、商業施設等の設計施工サービスを展開しています。近年は、GBI、LEED等環境評価指標の取得を目指した提案にも積極的に取り組み、安全衛生面では、全国労働安全衛生評議会や建設産業開発局(CIDB)から表彰を受けています。

図版:タイ

タイ

タイ鹿島は1985年に設立し、現在では設計部門、施工部門のローカルスタッフを合わせて約470名を擁する現地法人です。日系企業の現地法人の生産・物流施設を主に、お客様のニーズに合わせ設計、施工サービスを展開しております。近年では、日系・欧米企業の生産・物流施設はもとより、商業施設、データセンター、タイ上場企業の本社ビルの施工なども手掛けております。

図版:フィリピン

フィリピン

フィリピンへは1960年代より進出しており、現地法人としては2002年に鹿島フィリピンを設立しました。現在は、マニラ首都圏に拠点を置き、主に外資・日本企業の生産・物流施設、オフィス内装工事等の設計施工、またホテル・高層住宅建設のCMサービス等も行っております。

図版:インド

インド

2011年に鹿島インディアを設立して以来、グルグラムを本拠地として、デリー・アーメダバードを中心に外資・日本企業の生産・物流施設を手掛けています。当初はコンストラクション・マネージメントサービスよりスタートしましたが、現在は鹿島グループの実績・経験を活かしながら設計施工サービスを展開しています。

図版:ミャンマー

ミャンマー

鹿島とミャンマーとの歴史は古く、1954年にバルーチャン水力発電所の建設まで遡ります。その後も日本大使館や国立トゥウンナ・スタジアム等数多くの施工実績を蓄積しており、現在は2018年に設立した鹿島ミャンマーにて設計施工サービスを展開しています。2017年よりヤンキン地区複合開発に着手し、開発から設計施工、運営に至るまで鹿島の総合力を発揮し取組んでいます。

主な実績

Projects

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鹿島の代表的なプロジェクトを用途別、竣工年別、地域別で探すことができる実績紹介サイトです。海外の豊富な実績をご覧いただけます。

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鹿島が手がけた海外開発プロジェクトの実績紹介サイトです。
実績ごとの詳細情報もご覧いただけます。

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