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学校・教育施設

No.4

未来を拓く、第二の家としての学び舎(インテリア計画/設計)

コンセプトメイク「学園らしさを設える」

勉強、部活、文化祭等、多くの時間を仲間と共有する学校は「第二の家」。生徒たちが安心して過ごせ、能力を最大限にのばせる環境を考えました。教室の内装、机や椅子はもちろん、多様な学習形態を可能にする空間やICT環境、コミュニケーションの場等、学校を構成する要素は多岐に渡ります。未来を切り拓く学園を実現するため、内装、家具を一新し、さらにカフェテリア、自習室、そして自由なグループワークのできるマルチスペースを新たに計画しました。計画にあたり、図面だけではなく、多くの簡易3Dイメージ図を作成し、先生方とのスピーディーなイメージ共有を心掛けました。

図版:簡易3Dイメージ図の一例(教室/マルチスペース)

簡易3Dイメージ図の一例(教室/マルチスペース)

マテリアルスタディ「長く便利に使えるつくりを探る」

教室の計画にあたっては木の風合いを大切にし、フローリング、木目調の壁や家具を選定しました。また元気な生徒たちのハードな使い方に負けない教室にするため、椅子の耐久性、机の間隔等を確認し、特にロッカーの選定に際しては、様々な種類のロッカーの実物を用意し、堅牢性を検証しました。

他にも細部にわたり、実物を見ながら先生方と選定を行いました。廊下の床材は走っても滑りにくく、掃除がしやすい素材としました。また、自習ブースを決定する際には、鉛筆のたてる音が生徒の集中力を妨げないよう、天板の重厚感にも留意しました。

図版:教室のレイアウトの確認

教室のレイアウトの確認

図版:家具の選定

家具の選定

改ページ

未来を拓く新たな学習環境

先生方との様々な検討を経て、ようやく1期、2期が竣工を迎え、新たな学習環境が生まれました。教室は優しい木調に統一され、電子黒板を使った授業にも対応できる設備が整いました。自習室、マルチスペース等、生徒の多様な学習形態に対応する部屋も完成し、生徒のより自発的な学生生活をサポートしています。昇降口の脇に位置するカフェテリアは、コミュニケーションの場として活用され、昼食時だけではなく登下校時にも多くの生徒が立ち寄っています。

これらの場はこれから、どのように使われていくでしょうか。生徒同士が対話を重ね、自ら課題の発見と解決をしていく、そんな学びが繰り広げられることを期待しています。鹿島学校チームは先生方と共に生徒たちと校舎を見守り、今後の工事へとフィードバックしていきます。

図版:1期竣工(教室/自習室/マルチスペース/カフェテリア)

1期、2期竣工(教室/自習室/マルチスペース/カフェテリア)

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