非円形シールド
横二連・三連円形、矩形、楕円等のあらゆる形状に対応
通常の円形ではない断面形状を採用することで、より合理的なシールドトンネルが可能となる場合があります。例えば、掘削土量の削減や低土被り条件、駅等の扁平構造等に対して、横二連・三連円形、縦二連、矩形、楕円等のあらゆる形状に対して鹿島は対応できます。
常磐工区開削トンネル工事
発注者:阪神高速道路 (2020年10月竣工)
地上の工事占用幅縮小による近隣住民の方々の負担軽減を目的として、出口ランプ部の施工方法を開削工法から矩形シールド工法「アポロカッター工法」に変更しました。道路線形に合わせ、土被り1.5mの小土被り発進、下り8%の急勾配といった厳しい施工条件でしたが、地表面沈下抑止対策や細かなシールドの姿勢制御により無事施工完了しました。

- キーワード
- シールド、非円形シールド、矩形シールド、MFシールド、WAC工法、アポロカッター工法、地下鉄トンネル
適用実績

銀座六丁目10地区第一種市街地
再開発事業に伴う地下連絡通路整備工事
場所:東京都中央区
竣工年:2018年2月
発注者:銀座六丁目10地区市街地再開発組合
規模:EX-MAC工法
超小土被り(2.5~4.7m)で106m区間を施工。

日比谷連絡通路土木工事
場所:東京都千代田区
竣工年:2018年1月
事業者:三井不動産
発注者:東京地下鉄
規模:R-SWING工法
N値1の軟弱粘性土地盤を土被り約9mで42m区間を施工。

新御茶ノ水駅連絡出入口
場所:東京都千代田区
竣工年:2013年5月
発注者:三井住友海上火災保険
監理者:東京地下鉄(請願工事)
規模:R-SWING工法
礫混り砂地盤を土被り約4.5mで26.5m区間を施工。

東横線渋谷~代官山間地下化
場所:東京都渋谷区
竣工年:2011年3月
発注者:東京急行電鉄
規模:アポロカッター工法
シールドの前面先端部の公転ドラム上に揺動フレームを介して回転式カッタヘッドを設置し、カッタヘッドが高速で回転しながら、公転ドラムによって公転を行うことで掘削。

川崎縦貫トンネル
場所:神奈川県川崎市
竣工年:2010年3月
発注者:首都高速道路
規模:MMST工法
複数の小口径シールドでトンネルの外殻部だけを先行して構築し、残された内部の土砂を後から一括して掘削する地下大断面構築工法。幅27.9m、高さ24.1mの高速道路地下分岐合流部を非開削で構築。

13号線神宮前工区
場所:東京都渋谷区
竣工年:2006年9月
発注者:東京地下鉄
規模:EX-MAC工法
シールドのカッターヘッドを回転運動させながら掘進し、複合円形断面の左右余堀部分は伸縮カッタースポークにより回転運動に同調して切削。シールド幅9.96m、高さ8.66m。

高速鉄道東西線建設
場所:京都府宇治市~京都市
竣工年:2003年12月
発注者:京都市交通局
規模:WAC工法
世界初の地下鉄複線矩形シールドトンネル。シールド幅10.24m、高さ6.87mを揺動カッター(Wagging Cutter)方式でシールド掘進。

大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線
大阪ビジネスパーク駅
場所:大阪市中央区
竣工年:1996年3月
発注者:大阪市
規模:MFシールド工法
横幅17m、高さ7.5mの地下駅を世界初の横三連泥水式MFシールドで施工し、2本の軌道部と島式プラットフォームを一気に構築した。
学会論文発表実績
- 「都市部の地下連絡通路を矩形推進で施工した事例(東京ミッドタウン日比谷)─R-SWING工法─」,基礎工,2019年4月
- 「銀座最大の商業施設に接続する地下連絡通路のシールド工法による施工実績」,土木学会,第73回年次学術講演会,2018年8月
- 「矩形シールド工法による小土被り発進、既設土留め壁近接並走掘進の実績」,トンネル工学報告集,第27巻,Ⅱ-12,2017年11月
- 「道路交差点下における地下通路施工 ─R-SWING工法・新御茶ノ水駅連絡通路出入口設置工事─」,基礎工,Vol.43,No.2,2015年2月
- 「鉄道高架直下を2連矩形シールドで掘進」,トンネルと地下,2010年5月