リレービット®工法
補助工法なしでシールドのカッタービットを
いつでも、どこでも、何回でも交換可能
リレービット工法は、補助工法なしで、しかも人が切羽に出ることなく、交換場所も限定されることなく、何回でもシールドのカッタービットを交換できる工法です。
交換方法は、カッターヘッドのスポーク内に人が入れる程度のスペースを設け、そこにシールド機内から作業者が入り、ビットを1個ずつ交換します。
交換するビットは、止水性を備えた回転式、またはゲート式のケースに収納されており、取り外したビットは目視で摩耗や損傷状態を確認することができます。
また、複合地盤の掘進や土留壁を直接切削する発進到達、あるいは地中障害物対策などの場合において、掘削対象等に合わせた最適なビット仕様への変更、交換が可能となり、近年のシールド工事に望まれる「長距離化」「大深度化」に向けて大きく寄与できる工法です。

リレービット工法イメージ図
2005年度エンジニアリング功労賞
- キーワード
- リレービット、シールド、カッタービット、複合地盤、ビット交換、長距離、大深度
リレービット交換手順
回転式

ゲート式

特長・メリットココがポイント
品質確保
- 掘進中の土質変化に対して、最適なカッタービット仕様への変更ができ、掘進の効率化が図れます。
- 土留壁を直接切削する発進到達や既設洞道セグメントへの直接到達など、掘削対象に応じたビットを採用できます。
- ビット交換用の中間立坑や地盤改良が不要となり、近隣や周辺環境への影響の軽減が図れます。

粘土地盤から礫地盤への変化に応じてビットを交換
経済性向上
- 掘進延長の長距離化に対しても、ビット交換用の中間立坑や地盤改良等が不要であり、工期の短縮と工事費の縮減を図れます。
- カッタービットの損耗状況を随時、目視で確認できるため、交換用カッタービットの運用における効率化を図れます。

安全性向上
- 作業者が切羽に出る必要がなく、機内から大気圧の環境で作業を行えるため、安全性が確保できます。

ビット交換状況(カッタースポーク内)
適用実績

中央環状品川線トンネル(北行)
場所:東京都品川区~目黒区
竣工年:2015年4月
発注者:首都高速道路
規模:泥土圧シールド工法
シールド外径Φ12.55m 延長8,030m

須磨浦汚水幹線布設工事(その2)
場所:神戸市長田区~須磨区
竣工年:2007年3月
発注者:神戸市建設局下水道河川部
規模:泥水式シールド工法
シールド外径Φ3.08m 延長4,417m

龍門原発冷却放水路トンネル
場所:台湾台北縣
竣工年:2006年3月
発注者:台湾電力
規模:泥土圧シールド工法
シールド外径Φ8.3m 延長1,250m

石岡トンネル(第2工区)
場所:茨城県東茨城郡茨城町
竣工年:2006年1月
発注者:国土交通省関東地方整備局
規模:泥水式シールド工法
シールド外径Φ4.04m 延長4,986m

中央環状新宿線トンネル(外回り)
場所:東京都渋谷区~目黒区
竣工年:2004年3月
発注者:首都高速道路公団
規模:泥水シールド工法
シールド外径Φ13.05m 延長2,660m

東京都勝島ポンプ所連絡管渠
場所:東京都品川区
竣工年:2004年3月
発注者:日本下水道事業団
規模:泥水式シールド工法
シールド外径Φ8.99m 延長386m

19号春日井共同溝
場所:愛知県春日井市
竣工年:2004年3月
発注者:国土交通省中部地方整備局
規模:泥土圧シールド工法
シールド外径Φ4.8m 延長6,820m

11号線隅田川
場所:東京都中央区
竣工年:2002年1月
発注者:帝都高速度交通営団
規模:泥水シールド工法
シールド外径Φ9.9m 延長1,258m
学会論文発表実績
- 「シールド掘進機カッタビット交換技術の適用実績と今後の展開」,土木学会シンポジウム,2003年
- 「補助工法不要のカッタビット交換方法『リレービット工法』の施工実績報告」,土木学会,第56回年次学術講演会,2001年
- 「シールド掘進機カッタビット交換技術の開発」,土木学会,第55回年次学術講演会,2000年