メカニカルドッキング工法
「A-DKT工法」
地盤改良が不要なシールドの機械式地中接合工法
シールド地中接合の従来工法として、到達立坑を設け、立坑内で接続する方法と接合地点で地上から地盤改良を行い接合する方法がありますが、地上部の制約や海底下で立坑築造や地盤改良が施工できない場合があります。また、シールド内から地盤改良は施工スペースや改良範囲に問題があり、立坑や地盤改良が不要なシールドの地中接合方法の確立が必要になります。
今回のA-DKT地中接合方法は、これらの課題をクリアした立坑や地盤改良が不要なシールドの機械式地中接合工法です。更に、両シールドが貫入側と受入側の機能を有した構造となっており、両シールドの進捗により地中接合位置も変更可能です。また、貫入側外板に取付けてあるチューブシールを膨らませて止水性を確保します。

地中接合完了状況図
- キーワード
- シールド、機械式地中接合工、貫入側・受入側両対応、チューブシール内蔵、地盤改良不要
シールドの機械式地中接合施工手順
接合地点に到達した先着シールド(受入側)のカッタ面版を後退させて、そこに後着シールドを(貫入側)を前進させて、カッタ面版を貫入させることにより、二つのトンネルを接合する方法です。
受入側シールドの内側に取付けてあるチューブシールを膨らませて止水し、土砂と地下水の流入を防止します。さらに止水をより確実にするため、シール部のわずかな間隙に止水剤を注入してから、人力で面版を取り壊して接合します。この方法により、大掛かりな地盤改良をせずに地中接合することができます。

A-DKT工法施工ステップ図
特長・メリットココがポイント
止水性に優れ、工事費も安価
- 地盤改良・到達立坑が不要です。
- チューブシールは受入側シールドのフード内面に内蔵されており、掘進中は土砂に接触することがないため、チューブシールの破損の恐れが無く止水性に優れます。
- 地盤改良や立坑築造に比べ、工事費は安価になります。

チューブシール部詳細図
適用実績

東西連係ガス導管
場所:千葉県富津市
竣工年:2008年3月
発注者:東京電力
規模:シールド外径Φ3.62m(泥水式シールド)
延長9,030m

江東区森下五丁目地先
~亀戸給水所間送水管用トンネル
場所:東京都江東区
竣工年:2003年3月
発注者:東京都水道局
規模:シールド外径Φ2.88m(泥水式シールド)
延長1,197m