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医療・福祉施設

先端医療分野に強い! -一歩先の医療空間

質の高いアメニティ

全く新しい快適な療養環境

医療制度の変化に伴い、病室環境の充実が求められるようになってきています。それに合わせて、病室面積等の基準を満たすだけでなく、患者さんの治癒・療養をサポートできるアメニティの高い病室が病院の高機能化や魅力向上のために重要になっています。鹿島は新たな医療・療養空間のあり方やお客様のニーズを踏まえ、最高水準のアメニティを提供する先進的な療養環境を多数実現しています。

キーワード

先端医療、療養環境、快適、安心、外構

日本初のAAR病室
恵佑会 第2病院

  • 手摺伝いにベッドとトイレ間を安全に行き来できるトイレ・シャワーユニットの配置
  • トイレ・シャワーがベッドの頭側に突出しない配置
  • 病室入口に設けた十分な手洗いスペース
  • 窓際に確保したファミリースペース
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医療安全と優れた療養環境を提供

図版:AAR病室のゾーニング例

AAR病室のゾーニング例

図版:恵佑会 第2病院

恵佑会 第2病院(北海道)
全国トップレベルのがん診療実績をもつ恵佑会札幌病院の本院を補完する役割を担い、内視鏡検査・治療に特化した高度な医療と快適な療養環境を提供する目的で建設

医療安全と優れた療養環境を提供

AAR病室(Acuity Adaptable Room)は急性期から退院まで同じ部屋でケアが行えるように米国で考案された病室です。高い患者安全と優れた療養環境を両立できるAAR病室を日本で初めて導入しました。入口からの視認性を確保し、個室のベッドの向きを同一とすることで医療ミスの軽減を図り、感染防止のための手洗い設備を病室出入口近くに設置しました。患者さんがベッドから水廻りへ安全に行き来できるように、ベッドからの移動時に転倒事故が多発することへの配慮として、ベッド側にトイレ・シャワーユニットを配置し、手摺伝いで行けるように計画。入口からベッドまでの空間を広げて緊急時の医療行為や医療器材の設置スペースを充分に確保してありますが、平常時は小さめのテーブルとチェアを置き、訪問者が気軽にくつろげる設えとしました。また、ベッドの足元側と窓際にも空間のゆとりを持たせ、患者さんやその家族がゆっくり過ごせるスペースを確保し、ソファやデスク&チェアを設えています。

ベッド側のメディカルボードには、照明・スイッチ・コンセント・医療ガス・ナースコール・電源(一般用・非常用)・情報コンセントを集約し、それぞれ使いやすい位置にレイアウトしました。病室間の間仕切り壁と分離した構造とすることで遮音性の確保と、将来ICU並みの設備機能が必要となった場合に医療設備の容易な増設を可能にしています。

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光・音・風をとりこむアトリウム
亀田病院

病院の中心に吹抜けのアトリウムを設けることで、空を仰ぎ見ることができ、降り注ぐ自然光や移ろいゆく影、吹き抜けるやさしい風など、病院の中に居ながらにして自然や時の移ろいを常に認識できます。また、日常的なスタッフとの視線をやわらかくつなぎ、互いに安心感を得ることができます。

  • 自然や時の移ろいを感じられる
  • 視線がつながり、安心感が得られる
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図版:光・音・風をとりこむアトリウム

亀田病院(神奈川県)
「地域の人々と共に歩みながら、地域に密着した医療を実線する」という理念を引き継ぎながら、地域に代々根ざしてきた病院の建物の老朽化による敷地内全面建替え

アトリウムとは
最上部に光を取り込む天窓を設けた、各階を貫く吹き抜け空間です。

五感で感じられ、人の自然治癒力を高める空間

アトリウムではスタッフと患者さんの視線をやわらかくつなぐことで患者さんは、スタッフが見え、スタッフは患者さんの動向を把握できることで互いに安心感を得られます。また、いつでも自分が建物のどこにいるのか認識しやすい(ウェイファインディング)のと同時に、光・音・風により病院内では感じることの少ない時の移ろいを感じさせ、空間そのものが時間認知と空間認知をサポートして体のリズムを整えることで人間が本来持つ自然治癒力の向上が期待できます。

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治療空間としての環境づくり
群馬病院

自然に触れ、時刻や季節の変化を感じられるように外部との連続性を重視した空間をつくることで、敷地・建築全体を活かしたトータルな治癒的環境づくりをサポートします。

  • 外部空間の積極的活用
  • 外構を含めたトータルな治癒的環境づくり

図版:群馬病院

群馬病院(群馬県)
スクラップ&ビルドによる精神科病院のプロジェクト。精神科急性期、ストレスケア対応の病棟、認知症治療病棟に転換可能な精神療養病棟をもつ。憩いの場であるとともに治療の場となる空間づくりをしている

外部空間を積極的に活用した五感に訴えかける治癒的環境

病棟内の半屋外テラスや中庭を眺められる食堂・デイルームを設けることで、室内からも自然に触れられます。また、既存病院解体跡地をイングリッシュガーデンや水盤を中心とした庭園として整備することで患者の治療の場、スタッフの憩いの場を生み出しています。

図版:外部空間を積極的に活用した五感に訴えかける治癒的環境

図版:外部空間を積極的に活用した五感に訴えかける治癒的環境

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独自技術による開放的なシースルーMRIルーム

  • 部屋の外が見えるため安心して受診できる
  • 検査者の広い視野が確保できるため充分な安全管理が可能

図版:従来のMRI室とシースルーMRI

従来のMRI室とシースルーMRI

図版:片木脳神経外科

片木脳神経外科(愛媛県)
子供など検査を怖がる受診者には、医療スタッフのほか、家族とのアイコンタクトもすることができる。心理・生理面からもサポートしている

金属フレームで磁気を遮断

MRIは装置自体から強力な磁気を発生させ、体内を撮影する診断機器のことです。強力な磁気は、ペースメーカや他の精密診断機器に影響を及ぼす危険性があるため、室外への漏洩磁力を一定以下にシールドしなければなりません。

開放型磁気シールド(シースルーMRI)は、鹿島が開発した、磁気を遮蔽するスティック状の細い金属フレームを用いたMRI室です。従来の壁で密閉された閉鎖的なMRI室ではなく、大きな開口部をもちガラスで囲われた、明るく開放感のあるMRI室が実現できるようになりました。

子供や閉所恐怖症の方をはじめ、誰もが安心して快適に受診できる空間です。また、検査者側からは広い視野が確保できることで受診者周囲の状況を充分に確認でき、安全管理がしやすくなっています。鹿島では、ユニバーサルデザインの観点から、受診者の安全・安心を重視した視点で医療環境の改善に取り組んでいます。

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導入事例

図版:上田脳神経外科

上田脳神経外科

図版:熊本大学医学部附属病院

熊本大学医学部附属病院

図版:九州大学病院

九州大学病院

図版:王子会神戸循環器クリニック

王子会神戸循環器クリニック

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