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2022
特集

KAJIMA YEARBOOK
2022

新型コロナウイルス変異株による感染拡大という新たな局面とともに明けた2022年。ウイルスとの共生を見据えた日常が常態化してきた矢先,ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃が世界を駆け巡った。人道危機,世界経済への不安が深刻な影を落とすなか,一方で気候変動にともなう異常気象,豪雨災害の激甚化が世界各地で進む。当社は変容する社会に向け,新たなニーズに応える機能的な都市,地域,社会基盤の構築を目指し,今年一年も尽力した。KAJIMA誌面から今年の動きを振り返る。

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特集

鉄道に見る,鹿島の風景~鉄道開業150年を迎えて~

今から遡ること150年,1872(明治5)年10月14日に新橋~横浜間での鉄道の開業式が行われ,翌日には旅客列車の運行が開始された。全国で整備された鉄道は旅客輸送や物流の中心となり,わが国の近代化は鉄道とともに発展していった。当社は,鉄道の勃興期である明治時代から鉄道に関わってきた。明治期に鉄道建設事業の請負を行った130社余りの業者のうち,今でも残っているのはたったの9社に過ぎず,中でも当社は最古を誇る。今回の特集では,鉄道開業150年の機に,「鉄道の鹿島」と称されるようになった所以に触れ,当社が手掛けた歴史的な土木構造物の現在から今まさに進行中のプロジェクトまでを時代とともに紹介する。

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東京イースト21
開業30周年

当社にとって縁深い地に,鹿島グループの総力を結集し「カジマのまち」をつくりあげたプロジェクト,東京イースト21。東京都江東区東陽町にあった,当社資材置き場約1万坪の跡地を活用した大規模複合施設開発プロジェクトが1992年9月に完成した。当社開発事業の歴史の中でも,規模・内容ともに先駆的かつ画期的なものであった。東京イースト21は,地下鉄東西線東陽町駅の北約500mに建設された複合施設で, 客室394室のアーバンリゾートホテル「ホテル イースト21東京」,21階建ての高層オフィスビル「イースト21タワー」を中心に,飲食施設,サービス施設,コミュニティ広場などで構成されている。

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HANEDA
INNOVATION CITY

世界と地域をつなぐ新産業創造・発信拠点
東京国際空港(羽田空港,以下同)の国際線が発着する第3ターミナルへの最寄り駅である「羽田空港第3ターミナル駅」から1駅,「天空橋駅」に直結する「HANEDA INNOVATION CITY」(羽田イノベーションシティ),略称「HICity」(エイチアイシティ)は,大田区と,当社が代表企業を務める「羽田みらい開発」が,公民連携で開発を進めている「先端産業」と「文化産業」の2つをコアとする大規模複合施設だ。2020年7月に第一期事業の一部エリアが先行オープン,本格稼働してちょうど2年が経つ。2023年夏以降に予定するグランドオープンに向け,現在増築工事が進行している。今月の特集では,「新産業創造・発信拠点」として世界と地域をつなぐHICityの取組みとその魅力・ポテンシャルに迫る。

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KAJIMAと
アジアンリゾートの風

当社が推進する海外リゾート開発は,現地の風土や特色を織り込みながら,その地でまだ誰も体験したことのないようなハイクラスの極上空間をつくりだしている。今月は夏休み企画として,時世が落ちついたら真っ先に訪ねてみたい,アジアエリアで進行中のリゾートプロジェクトの最新情報を紹介する。インドネシア・バリ島,タイ・プーケット島,ベトナム・フーイエンからの美しい写真とともに,パートナーと連携し,尽力を重ねてきた関係者の声から,当地の風を感じてほしい。

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紀伊半島大水害からの復旧自然に挑んだ赤谷地区の10年

2011(平成23)年9月,台風12号による豪雨で,紀伊半島では3,000ヵ所を超える斜面崩壊が発生した。赤谷(あかだに)地区(奈良県)では,大量の崩壊土砂が川を堰き止め,湛水容量約108万m3の天然のダムを形成。当社が対策工事を担ってからも毎年のようにダム湖が越流し,斜面崩壊を繰り返した。度重なる困難の中で活路を切り拓いたのは,人々の生活を守るインフラをつくるという使命感と,全社一体となって高め続けた技術力だ。今年3月,一連の対策工事は最終局面を迎えた。気候変動に伴う豪雨災害の激甚化・頻発化が顕著となっている今,赤谷地区の10年から,国土強靭化のため挑戦を続ける当社の姿をレポートする。

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建設RXコンソーシアム始動技術連携で魅力ある建設業界へ

「RX」とは,ロボティクス・トランスフォーメーション(Robotics Transformation)のことで,デジタル変革(DX)になぞらえた「ロボット変革」を意味する。昨年9月,建設施工ロボット・IoT分野での技術連携を目的とした「建設RXコンソーシアム」が発足。鹿島は幹事会社の1社であり,伊藤専務執行役員が会長を務める。2022年5月現在,会員数は正会員24社・協力会員57社の計81社を数え,建設業界における技術連携に関するコンソーシアムとしてかつてない規模に発展中だ。今月の特集では,本コンソーシアムの理念や設立の経緯,その取組みを紹介するとともに,開発中のロボットをリポートする。

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AKASAKA KX-Project鹿島トランスフォーメーション

今,鹿島では,これまで積み上げてきたバリューチェーンを活かしたさらなる独創性の高い企業グループを目指し,本社圏の基盤づくりを進めている。「AKASAKA KX-Project」と名づけられたこの赤坂地区オフィス再配置プロジェクトの狙いは,土木・建築部門の集約により生産性向上を図る「オフィス環境の変革」と,ABW推進や,部門間および外部など社内外との結束・融合を促すコミュニケーションハブを整備する「ワークスタイルの変革」だ。これらの変革により鹿島グループの長期ビジョン「人の思いと技術を受け継ぎ想像と感動をかたちにするために 新しい発想で挑戦しつづける」の実現を目指す。多様な人材が集う企業グループへの質的発展を目指す鹿島が,過去に対する敬意と未来への挑戦を込めたAKASAKA KX-Projectを追う。

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みどりを創造し育む
鹿島グループ

5,500haもの山林を保有し,100年以上にわたる山林施業管理の実績,緑地環境の施工・管理会社の育成強化や,ランドスケープ設計部門を業界に先駆けて設置するなど,緑地環境に常に向き合いながら国土・都市空間をつくりあげてきた鹿島グループ。その知見を活かし,さまざまな場面にみどりをプラスすることで,SDGs,ESG,カーボンニュートラルの達成や社会・顧客価値の向上をめざしている。

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A4CSEL×進化×深化

「前人未到を成し遂げたい」そんな想いから開発された建設機械の自動運転を核とした次世代建設生産システム“A4CSEL”。建設DXのトップランナーとも呼ばれる当社が誇る最先端技術だ。2009年に開発を開始し,ダム現場を中心にデータ収集から実証実験,現場導入を重ねてきた。A4CSELによる高速施工,現場の工場化を実現させている施工中の成瀬ダム堤体打設工事を中心に,進化×深化を続けるA4CSELの現在地と開発の軌跡,さらなる活用の可能性を紹介する。

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自治体×鹿島グループ

~グループ連携による強みを最大化し,
社会課題を解決する~

公共施設の老朽化による更新や維持管理コストの増大,人口減少や高齢化によるニーズの変化への対応,そして財政制約の高まりなど,自治体が抱える課題は少なくない。こうした課題に,多様な専門領域からなる鹿島グループ会社が連携して解決を目指す活動がある。原動力はグループ各社の自発性。アイデアと行動で,自治体とのコミュニケーションを多様化させ,サービスを深化させている。鹿島グループが推進するバリューチェーンの拡充と,2021年度から始まった中期経営計画が掲げる「新たな価値創出への挑戦」へ。ひとつの形を紹介する。

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2022年,鹿島と宇宙と

民間による宇宙旅行が相次いで成功した2021年。「宇宙旅行元年」と呼ばれるなど,いよいよ宇宙空間が私たちに身近な存在になってきつつある。当社は2016年からJAXA宇宙探査イノベーションハブと月面の有人探査拠点建設へのA4CSELの活用を検討しているほか,昨年5月には宇宙進化史の解明が期待されるハイパーカミオカンデの建設が着工,また京都大学と人工重力施設に関する共同研究も始まった。人類の宇宙活動への可能性に関わる当社の取組みを,2022年KAJIMA初特集としてお届けする。

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